長崎行く前に読んでおこう!潜伏キリシタンの悲しい歴史を漫画にしてまとめました②

長崎行く前に読んでおこう!潜伏キリシタンの悲しい歴史を漫画にしてまとめました②
前回の記事の続きです。
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徳川家康の時代

家康の時代になり、まだ禁教にはなっていませんでした。
しかし、岡本大八というキリシタンが大事件を引き起こします。
この岡本大八、やばい。。

これを機に家康もとうとう禁教令を発布。
キリシタンたちはどんどん迫害されていきます。
踏み絵や拷問も迫害するためではなく、棄教させるためのものでしたが、エスカレートしてしまったのでしょうか・・

島原の乱

島原を統治していた大名は岡本大八事件に巻き込まれた有馬さんでした。
有馬自身がキリシタンだったので、島原地方は普通にキリスト教を信仰出来ていたと思われます。
(島原地方は仏教を弾圧していたくらいです)

しかしこの有馬が失脚してから代わりに島原を統治した藩主の松倉重政がとにかく幕府へのアピールのためのアンチキリシタンでした。
めちゃくちゃ不道理な税を農民たちに課し、キリシタンは徹底的に排除されていきました。

ちなみにこの松倉重政、息子の勝家の二人は江戸時代最悪の暗君藩主と呼ばれ、勝家にいたっては残虐の限りを尽くした結果、切腹すら許されず江戸時代でただ一人斬首になったほどの暗君でした。

鎖国へ

日本はいよいよ鎖国へ。
布教しない国は通商を許されていました。この辺からもキリスト教への懸念が見えますね~
鎖国の間も踏み絵や弾圧は続いており、棄教するふりをしても隠れて信仰する人も大勢いたようです。
隠れて信仰を続けるようになったキリシタン達。
神父様や教会がないなかで独自の信仰方法が出来上がっていきます。
長崎の浦上では検挙が多くあり、外海では迫害を恐れたキリシタンたちが海を渡り五島列島へ逃げたり。
五島列島に渡っても先住人たちとは仲良くなれず、ひっそりと暮らしていたそうです。

ここまでのお話

江戸時代、禁教ど真ん中の時代の話でした。
とにかく松倉親子はひどい。なんにでも税をかけ、払えないと拷問、処刑。
4万五千石しかないのに10万石ほどのお城(島原城)建てるし幕府へのアンチキリシタンへのアピールすごいし、やってることも非人道的だし、むちゃくちゃやりたい放題してたんだなぁ・・

100名城に島原城は載っているのに、世界遺産ではないのはこーゆーこと?復元だからか?
というかどうして100名城に世界遺産の原城(島原の乱の舞台で有馬の城)が入ってないのさ。続100名城て、続じゃなくて100名城に入れてあげてほしい・・

次回に続く。

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