岩手旅行の一泊目は釜石市。
私の立ち寄った釜石のスポットを紹介します。
釜石ってどこ
岩手県の南東部沿岸の町ですね。
釜石は「鉄とラグビーの町」だそうで、実際に駅前に大きな製鉄所があり、ラグビーを応援する旗がかかっていました。
私が釜石に行った当日もラグビーの大会があったらしく、釜石の町はラグビー関係者が見られました。
復興道路
ちなみに、東北の沿岸部はめちゃくちゃ行きにくいです。
内陸は新幹線と高速が通ってるので行きやすいのですが、その主要都市から沿岸部までがめちゃくちゃ遠い。
しかし地震の後、復興道路という内陸から沿岸に伸びる道路が作られ、かなり行きやすくなったようです。
しかも無料で使える。すごくない?
地震直後に物資搬入のため、急ピッチで作られたものと陸前高田の津波復興記念公園で学びました。
その後整備され、今に至るそうです。
それ以前は東北沿岸部ってかなり遠かったんだろうなぁ~
地図でみてみます
東北沿岸沿いと東北自動車道から沿岸に伸びる数本の道路が、無料です。
実際に走ってて、なんで料金所がないのか、本当に走っていいのか不安になりましたw
釜石駅
JRと三陸鉄道リアス線の駅が隣同士にあります。
駅前はこじんまり。
駅ロータリーの向かいはすぐに製鉄所が建ってます。
そして、駅前になぜか飲み屋が一軒もない!
そんなことある?
どうやら釜石の繁華街は駅前ではないみたい。
なぜ・・?
地元の人にとって駅はあまり主要ではないのかな?
製鉄所
釜石は有名な製鉄所のある鉄のまち。
駅前からすぐに製鉄所が見えました
雰囲気がある~!
サン・フィッシュ釜石
駅ロータリーにある市場。気になったので入ってみました。
中には魚市場があり、魚や海産加工品などが売られてました。
入ってすぐの食堂に、サインがたくさん!
えっ。わかる人だけで、NEWSの小山くん、林家三平、テツandトモ。結構有名な人が来てる!
こちらの成田商店さんの商品がケンミンSHOWで紹介されたそうで、美味しいよと店員さんが勧めてくれました。
そこまで言われたら気になるけど、なんとなく手が伸びず・・
いちご煮!
よだれでるぅ~~
海が近いから絶対魚は美味しいはず。
蟹とれるんだ!!!
あと、この丸干しイカが人気らしいです
まだ旅行1日目ということもあり、ここでの買い物はわかめのみになりました。
わかめ、美味しかったよ~
ミッフィーカフェ
駅前から繁華街までは徒歩10~15分くらい。
ロータリーを出ると、ミッフィーカフェの案内標識がありました。
なぜこんな看板がでるほどミッフィー推しなのか??
ミッフィーの専門店などは日本各地にありますが、「ミッフィーカフェ」はここにしかないんだそうです。
「誰そ彼」の女将さんも、あそこはかわいくて楽しいよ、とおっしゃってました。
歩くこと10分弱かな~
結構大きいですね!
寄った時間は17時台だったのですがすでに閉店!
津波の爪痕
商店街方面へ歩くと、ビルにこんな標識が。
写真忘れたのでストリートビューを貼り付けておきます。
正面ビルに青い標識があり、津波の高さが書かれているのです。
えーーー、ここまであんなに浸水したの!?と、絶句。。
ちなみに、津波の後の釜石の写真。
うわぁ、、津波も大変だけど、片付けも大変だったことでしょう・・
よくぞここまで復興してくれました。
亡くなった方にご冥福を。生き残った人たちに感謝と労いを・・。
遠く離れた場所に住む私たちがこうして楽しく観光できるのは間違いなく被災した地元の方々の努力があってのことなんだと、改めて痛感すると当時に、頭があがりません。
釜石漁火酒場かまりば
さらに歩くと大きな広場にでました。駅前じゃないけど駅前広場のような雰囲気です。
この奥は小さな居酒屋が集まる飲食店街。
被災した事業者さんたちが集まりオープンさせたものらしいです。
この日は日曜日だったため、定休日のお店も多く、あまり人が歩いていませんでした。
誰そ彼
お邪魔した居酒屋。
実に楽しかった。
帰りに、駅まで歩いて帰ると言ったら
「駅まで歩く!?とんでもない、歩く距離じゃない、送っていくから待ってなさい」とすごく言われましたが、あの、徒歩15分しないんですよ・・(笑)
大丈夫ですから、と言って歩いて帰りました。
なんでもこの地域の人たちは車社会なので15分歩くなんて考えられないそうですww
だから駅前になんもなかったんかな・・
ホテルフォロクローロ三陸釜石
今回利用したホテルです。
朝ビュッフェが美味しかった。
大浴場もあり、満足でした。
SL銀河
釜石駅はSL銀河の発着駅でも有名です。
行ったこの年で最後の運行になり、話題になりました。
行った日は運行日だったのですが、どうしても時間が合わず乗ることどころか見ることもできませんでした。
当初は走行するSL銀河を見にめがね橋に行くことも検討していたのですが、それも断念。
SL銀河↓
この写真のめがね橋は宮沢賢治の銀河鉄道の夜をモチーフとしております。
最後の日は夜間運行し、沿線住民の特別招待運行というなんとも粋な計らい。
ありがとうSL銀河
2023.6.11
ナイトクルーズめがね橋 pic.twitter.com/fYXOcBw57M— hm3419 (@hm34191) June 11, 2023
最後の運行の日にライトアップされためがね橋を通過する際、汽笛を鳴らしながらゆっくり走行。待ち構えた人たちがみんなペンライトで手を振ってる姿が。もう、あれ、前が見えない・・・
Twitterの動画や画像見てるだけで感動してしまいました。
まさに銀河鉄道の夜。
これが宮沢賢治の思い描いた世界でしょうか・・
まとめ
田舎なんだけど田舎の良さがある素敵な町でした。
津波の爪痕は今も残っており、昔の釜石とは違う姿なのかもしれませんが、復興という険しい道を経ての今の釜石と思うとそれも感慨深いです。
私は歴史が好きなのですが、歴史にロマンを這わせる旅行も楽しいですが、今生きている人たちが目に見えた形で頑張っている姿を感じられるのも、それもいい旅行だったなぁと感じました。
今回あまり滞在はできませんでしたが、またゆっくり来たいなと思わせる場所でした。
釜石は復興道路が通っているので行きやすいかもですね。
次釜石に来たら、世界遺産の「橋の鉄鉱山」と「御箱崎(千畳敷)」に行きたいなぁ。
また岩ばかりww