壇ノ浦古戦場で平家物語の聖地巡礼してきた

壇ノ浦古戦場で平家物語の聖地巡礼してきた

こんにちは。歴史大好きおばさんです。
中尊寺から続いている私の歴史熱ですが、とうとう壇ノ浦まで来てしまいました。
聖地巡礼です。歴史探訪がものすごく楽しいです。

今回は山口旅行のメインでもある「壇ノ浦古戦場」に行ったことを張り切ってレポります!!!

壇ノ浦古戦場ってなに?

壇ノ浦(だんのうら)は、山口県下関市の関門海峡にある浦。治承・寿永の乱(源平合戦)の最後の合戦となった壇ノ浦の戦いの戦場として有名である。また、幕末の馬関戦争の主戦場の一つとしても知られている。

Wikipediaより抜粋

誰もが授業で一度は習う「壇ノ浦の合戦」。源義経が戦い、平家が滅亡した場所です。名前くらいは聞いたことありますよね?

参考までにこちらの漫画をご覧ください。平家物語の最後、壇ノ浦の合戦をまとめたものです。

 

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壇ノ浦に行く前に読んでおこう!壇ノ浦の戦い簡単に解説します①

壇ノ浦に行く前に読んでおこう!壇ノ浦の戦い簡単に解説します②

 

事前学習は済みましたか?
ではではこちらのレポをしていきます。

壇ノ浦古戦場跡

目前に見えるのは九州の門司。こんなにも近いのですね。
この海峡で右に平氏、左に源氏と並び戦いが始まったようです。
この戦いで安徳天皇始めたくさんの方が亡くなりました。

安徳帝御入水処

刻まれているのは6歳(数えで8歳)だった安徳天皇の祖母、二位の尼の辞世の句。

「今ぞ知る みもすそ川の 御ながれ 波の下にも みやこありとは」
訳・・今にわかります。伊勢の五十鈴川の流れをくむあなた、安徳天皇よ。この波の下にも都があることを

こう詠んで、怖がる安徳天皇をなだめて入水したと言われています。
おばあちゃん・・悲しい・・

御裳川碑

「御裳川(みもすそ川)」とは、伊勢神宮の側を流れる「五十鈴川」の別名なんだそうです。
二位の尼が辞世の句で安徳天皇の神聖性を謳うのに使われていますが、この地にはなかったみたい。

でも、二位の尼がみもすそ川とこの地で詠んだことで、ここの地名が「みもすそ川町」となりました。
ここに流れていた小川も「みもすそ川」と名付けられました。

当時のこの地の人たちは平家に同情したのかもしれませんね・・

御裳川橋

川はないけど橋がかかってました。
かつてはこの場所に「御裳川」が流れていたそうです。
現在は公園と国道の下に隠れています。
橋だけはそのまま残されているとなにかで読みましたが、橋は綺麗だったので当時のものというより、川があった場所に再現して作られた、という感じでした。

義経と教経像

歴史的な名場面を再現してます。
あああ、この地で義経が戦い、平家が沈んでいったのか・・・と思いを馳せざるを得ません。

源義経

ちょっと見にくいね。
八艘飛びで船から船を飛んで回ったという義経。

顔を加工して見やすくしました。

おっ、なんかイケメン!
確かに昔から美少年だったと噂されてますからね。
壇ノ浦の時は数え年で26歳。若っ!!!!

平教経

清盛の甥っ子、教経さん。
平家一族では清盛以来の猛将で、義経のライバルとしても有名。

こちらも顔をアップで加工してみました。

おお、渋い!
年齢を調べたらなんと数えで26歳。
え?義経と同じじゃないか!!!
生まれ年を調べるとなんと教経の方が一個年下。

ええーーーーー

教経さんのイメージ、確かにもっと年上だったわ・・・

この銅像も絶対教経26歳に見えないよ・・

長州砲

忘れてはいけないのが、ここ壇ノ浦は幕末の名場面でもあることです。
この狭い海峡でアメリカ、イギリス、フランス、オランダの四国連合艦隊が萩藩をぶっつぶした場所です。

日本の小学生チームがメジャーリーガー相手に野球するようなもんやんか・・・
ケンカを仕掛けたのは萩藩です。
まぁ全滅するんですけど。笑
萩藩、すごいというよりヤバいな。

レプリカが並んでました。
こうやって艦隊相手に大砲を打ったわけです。

こちらが当時の馬関戦争の図。
真ん中に見える山は、この山

絵から下関側も山だったのがわかりますね。

お金を払うと煙が出るものもありました。

煙と音が出て楽しめます。
有料かいな。

100円を渋る私。

大砲レプリカ

大砲はすべて外国にいってしまったそうですが、その大砲の精巧なレプリカがフランスから寄贈されたそうです。
それがこちら。

これが精巧なレプリカ。
さきほどの並んでいる大砲は本物を似せたわけではなく、観光目的に作られたものでしょう。音と煙出ちゃうし。

まとめ

聖地巡礼最高に楽しかった。
海を見ながら当時の合戦の様子を思い浮かべてこの地に立つだけで、感極まります。

歴史の聖地巡礼していつも思うことは「本当にあったんだな、本当にいたんだな」という事。
歴史がリアルに感じられるのが一番の醍醐味ではないでしょうか。

平家物語を読んで壇ノ浦まで来ましたが、壇ノ浦に来るからには当然幕末も学ばなくてはならず、事前学習に忙しい旅行となりました。
好きなことを学ぶのは楽しい!
これからもどんどん歴史探訪してきたいと思います。

壇ノ浦の次に向かうは、幕末といったらやっぱり萩!です!お楽しみに。

 

施設情報

 

住所 〒751-0813 山口県下関市みもすそ川町
TEL・FAX 083-231-1350( みもすそ川公園のお問合せ 下関市公園緑地課 083-231-1933
開館時間 24時間
休館日 無休
入館料 無料
アクセス ・JR下関駅からバスで約15分「御裳(みもすそ)川」下車すぐ
・下関ICから車で約10分

 

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