潜伏キリシタン関連世界遺産⑤大浦天主堂に行ってきた

潜伏キリシタン関連世界遺産⑤大浦天主堂に行ってきた

長崎から始まったこの度もいよいよ終盤。
五島列島から長崎に戻ってきました。

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2023五島列島、福江島旅行記まとめ

長崎市にて、長崎のシンボル的存在、みんなが知ってる大浦天主堂に行ってきました!
私も修学旅行で行ったことがあります!

ぜひぜひこちらの漫画を読んでから行って下さい。

長崎に行く前に読んでおこう!潜伏キリシタンの悲しい歴史を漫画にしてまとめました①

大浦天主堂って何?

ズバリ大浦天主堂とは。

  1. 日本最古の教会(禁教が解かれた後、横浜天主堂の次に建設された)
  2. 世界の宗教史上に残る劇的な「信徒発見」の舞台になった場所。
  3. 豊臣秀吉時代に殉教した二十六聖人に捧げられた教会
  4. 原爆後も中の主要部は創建当時のまま

と、いろいろすごい。

ひとつずつ簡単に説明します。

漫画で。笑

鎖国が終わり、日本に住む外国人向けに建てられた教会が大浦天主堂。(一番初めに建ったのは横浜)
この時からあるってすごくない!?

そして、こっそり本物を見に来た隠れキリシタンたちが、感激のあまり信仰してるって言っちゃった。

250年間鎖国し教会も宣教師もいない中で信仰を続けていた事実に、海外では大きなニュースになったそう。
そしてこの時のマリア像ももちろん今でも大浦天主堂にあります。

二十六聖人というのは、これ

この時亡くなった26人のために作られた教会だそうで、大浦天主堂は磔の地に向かって建っています。
本当はこの現場に建てたかったようですが、当時は外国人が住める場所が決められていて、その区域外だったということで叶わなかったそうです。

大浦天主堂に実際に行ってきました!

外観

修学旅行では行きましたが、ほぼ忘れてるので初見と同じ。

う、美しい・・・!!!

これは目立つ!
江戸時代にこんな建物あったら絶対目立つ!!!

そりゃ~信者じゃなくても見に来ちゃいますよ。

なにより、五島列島の教会を見てきて思うのは、ここは断然に猛烈にレベルが違う!!!ってこと。

もちろん五島列島の教会も素敵だったのですが、五島列島の教会は住民が自分たちのために建てたって感じですけど、こちらは諸外国が建てたものだからですかね。
規模が全然違う。

信徒発見

上で漫画にて説明しましたが、ここは何といっても信徒発見の場所。
こんな大きな碑がありました

マリア像を崇める信徒たち。信徒発見の場面です。
信徒発見100年記念碑ってありますね~。てことは1965年に建てられたものかな。

中のステンドグラス

中は撮影禁止だったのでお伝えできないのですが・・・

大きい!!!
そして美しかった。

窓のステンドグラス、、

写真がないからパンフレットの表紙で。

なんと美しい!!!

でもこれよりびっくりしたのは正面のステンドグラス。
写真の残せないのが本当に残念だけれども。

なので絵にかいてみました。
伝われ・・!!

頑張って書いた!!私すごい!ipadすごい!笑

あ、チケットに写真があった!

ステンドグラスって、パンフレットの窓のように切り絵ぽくなってると思ってたんです。
それがね、陰影もあって本当に絵の様で。

ものすごくきれいだった。

え、あれステンドグラスじゃないでしょ、絵だよね?
なんて話していたら日が差してビックリ!!
ぜひぜひ本物を見てください。

信徒発見の際に浦上のキリシタンたちが見たものと同じマリア像も見れました。

歴史を感じます。
歴史探訪の醍醐味ですねーー

横道

大浦天主堂の隣の道。

石畳みの細い坂道だらけ!

うわぁ~~~
これが昔ながらの長崎らしい道なのかな~
風情がある。

旧羅典神学校

大浦天主堂のすぐ横にある建物。

写真左側の建物です。
写真の奥に見える赤煉瓦の建物は、カトリック大浦教会。
こちらは大浦天主堂に観光客が増えたので信徒のために作られたそうです。

旧羅典神学校ってなに?

禁教が解かれた後、大浦天主堂の神父様が作った神父養成学校。

現在はキリシタン博物館となってますが、中は当時のままで、校長室とか、食堂とかの表札があったりと当時の名残を感じることができます。
こちらも撮影禁止だったのであまり写真は撮れず。

キリシタンが迫害された歴史なんかを詳しく学ぶことができました。
螺旋階段とか、しゃれてたな~

まとめ、感想

高校時代の修学旅行に行ったはずなのに、まったく記憶になかった。
当時の自分を叱りたい。

こんな貴重な遺産を見てなんも思わずにいたなんて!

大浦天主堂は思った以上に見る価値がありました。
とにかく大きくてきれい!すごい!!
正面のステンドグラス、本当に美しすぎてステンドグラスじゃないみたいでした。

隠れて信仰しててこんな建物建ったら、そりゃあ盛り上がっちゃうよな~~

とにかく素晴らしい遺構でした。
さすが長崎が誇る世界遺産!!

施設情報

住所 〒850-0931 長崎県長崎市南山手町5-3
教会データ 建物 レンガ造(創建時は木造)538.9㎡
竣工 1879年 初代は1864年
設計 フューレ神父、プティジャン神父
施工 小山秀之進
世界遺産 世界文化遺産
文化財 国宝
内覧時間 8:30~18:00(最終入館17:30)
拝観料・入館料 大人/1,000円 中高生/400円 小学生/300円  ※団体割引有(20名様以上)
アクセス JR長崎駅前から路面電車(崇福寺行に乗車し新地中華街電停で乗換えて石橋行に乗車し大浦天主堂電停下車)利用20分、徒歩5分

近くに駐車場がなく、路地も狭いので車で行くのはやめたほうがいいですねー

 

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