金子みすゞの故郷、山口県長門市仙崎。
詩の舞台になった場所へ行ってきました。
金子みすゞってどんな人?
金子 みすゞは、大正時代末期から昭和時代初期にかけて活躍した日本の童謡詩人。約500編の詩を遺した。没後半世紀はほぼ忘却されていたが、1980年代以降に脚光を浴び、再評価が進んだ。 西條八十に激賞された幻の童謡詩人とされている。遺稿集が発掘され、出版、深く優しい世界観が広く知られた。
Wikipediaより抜粋
有名なのは「わたしと小鳥とすずと」ですよね。
小学校の教科書にも載っている、誰もが習ったことのある詩です。
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べるる小鳥は私のように、
地面を速くは走れない。私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。「金子みすゞ童謡全集」(JULA出版局)より
これこれ。このほかにも知ってる詩はありますが、これが一番有名ではないでしょうか。
長門市にはこんな看板がありました。
王子山公園
仙崎からほど近い王子山公園。
こちらがゆかりのある場所だそうです。
車を停め、階段を上ります。
丘の上で見えたのは、仙崎の街並み。
この景色を見て金子みすゞが詠んだ詩があります。
王子山
公園になるので植えられた、
桜はみんな枯れたけど、
伐られた雑木の切株にゃ、
みんな芽が出た、芽が伸びた。木の間に光る銀の海、
わたしの町はそのなかに、
龍宮みたいに浮んでる。銀の瓦と石垣と、
夢のようにも、霞んでる。王子山から町見れば、
わたしは町が好きになる。干鰮のにおいもここへは来ない、
わかい芽立ちの香がするばかり。「金子みすゞ童謡全集」(JULA出版局)より
干鰮とは、イワシなどの干物のこと。干物のにおいは好きじゃなかったのかな~。それでもこの町が好きだったんだね。
まとめ
当時と同じ場所で同じ景色を金子みすゞも見たのかと思うとなんだか身震い。
歴史の聖地巡礼はこれだからやめられません。
悲しい最期を遂げてるんですよね。たった7年間の創作期間とは思えないほどのセンス!
天才の命は儚いですね・・
たまたま立ち寄った王子山公園でしたが、グッとくるものがありました。
金子みすゞを知らなくとも、この景色は見て損はないはず。
近くの道の駅も良かったです!