奇跡の一本松と高田松原津波復興記念公園

陸前高田の【高田松原津波復興記念公園】に行ってきました。
津波の被害の大きかった陸前高田。
奇跡の一本松がある場所です。

入り江がたくさんある三陸海岸。
南下するとどこもこんな感じの美しい入り江の風景が続きました。

この入り江が、逆に津波の被害を拡大させたんかなぁ。

陸前高田につきました。
まだ海は見えないけど、もうこの標識。

海のそばにくると、ただただ広い敷地が広がっています。

元々は松林、そして家や畑があった場所。
広い敷地と海を隔てる大きな防波堤。
これだけでも心がざわつきます。

陸前高田の海岸一帯は大きな公園となっています。

東日本大震災津波伝承館いわてTSUNAMIメモリアル

まずは津波伝承館へ。

ここでは震災当時の映像や、当時現場ではどのような復興作業や支援があったかなどが学べます。
三陸の地震の歴史、被災した実物の物や当時の写真。
目を覆いたくなるようなリアルな現実を感じました。
そして復興への歩み。

どこのどんな歴史館などでは感じることのできない、当時をリアルタイムで知っているからこそ、この建物の重要性や当時の悲しさが理解でき、涙があふれました。
現場を知らない私でさえ感じることができるので、当時被災した人たちはもっともっと大きな悲しみがあったと思いますが・・
12年たった今でもその傷は癒えない。復興を頑張る被災地を今までよりも応援したくなりました。

被災した人たちの言葉などがたくさんあり、涙なしには読むことができなかったです。
そんなに大きくない施設ですが、学べることはたくさんありました。

伝承館と道の駅の間からまっすぐ献花台へのびる道。
献花したかったのですが、売店がまだやってなかったので手を合わせてから海の方へとまっすぐ歩きます。

海を望む場

堤防にむかってまっすぐ向かう道。
道の横は広場になっていてただただ広い。

立ち入り禁止の柵がわんこそばなのがほっこりした気持ちにさせてくれました。

わんこそばいっぱい^^

堤防の上に向かって歩きます。
これ普段ならたくさん人がいるのかな。
空いててよかった。

階段を上ると・・・

ここにも献花台。

そして広がる海。
浜にはなんと

ものすごい数の松が。
これには心が震え、涙が止まりませんでした。

あぁ、ここは松原だったんだ。
地元の人が松原を復活させるためにたくさん松を植えたんだ・・

ここが以前のような松林になった時、また来たいなぁ。
陸前高田の美しい松原を見たいと思いました。

今でもここは「名勝高田松原」となっています。

この穏やかで美しい海が・・

振り返ると、陸前高田の町が一望。

12年たった今でも、なにもない。公園として再興しているから敢えてなにも建てないのかもしれないし、元々何もなかったのかもしれないけど・・
この空間が12年間経った今でも津波の爪痕を感じさせました。

震災遺構

奇跡の一本松

有名な奇跡の一本松はこの高田松原の松7万本の1本です。
これだけが残ったってすごくないですか。

海を望む場から右に行くと見えます。

え、奇跡の一本松、大きくない!?
こんなに大きかったの!?すご!

一本松は津波には耐えたものの震災の翌年に枯れてしまったそうで、現在はモニュメントとして保存されています。
本物じゃないのになんで残すんかな~と行く前は思ってましたが・・

これは残したい。絶対残したい。
これを残したら現地の人は当時の悲しい記憶がよみがえってしまうのではと思いましたが、きっとこの一本松がみんなの心の支えにもなったのかも。
近くで見るとそんな気がした。

平成23年3月11日に発生した東日本大震災津波は、東日本各地に未曽有の被害をもたらしました。陸前高田においても多くの方が犠牲となり、市街地は壊滅し、市の象徴であった高田松原も失ってしまいました。そんな中、唯一耐え残ったのが「奇跡の一本松」でした。
震災直後から、陸前高田市民だけでなく全世界の人々に親しまれてきた「奇跡の一本松」。その後、海水による痛みによって枯死してしまいましたが、陸前高田市では、この一本松を鎮魂・希望・復興の象徴として保存することといたしました。
この保存事業は、日本全国、そして世界から数多くのご支援によって実現したものです。みなさんの想いがこめられて「奇跡の一本松」は、これからもずっと、わたしたちを見守り続けます。

平成25年3月 陸前高田市

奇跡の一本松は有名でしたが、枯れてしまい伐採されて保存のために加工されているとは知らなかった。

故やなせたかし先生のモザイクタイルもありました

陸前高田ユースホテル

一本松の後ろにあるのが陸前高田ユースホテル。

津波の衝撃のすさまじさが今でもリアルに感じられます・・

奇跡の一本松はこのホテルのおかげで直撃を免れたともいわれています。

気仙中学校

一本松の向こう側にある白い建物が気仙中学校。
震災時は3階建ての校舎がすべて水没したそうです。
生徒は全員高台に避難して無事でした。

旧道の駅 高田松原

元々あった道の駅は被災し、現在は震災遺構として残されています。

道の駅高田松原

津波伝承館に戻ってきました。
建物半分は道の駅になっています。

フードコートに、お土産売り場。
道の駅にしては小さめ。
でもすごくきれい。

リアル一本松のマグネット欲しかったけど、なかった・・残念。

まとめ、感想

今でも川の堤防を高くする工事などが行われていました。
震災の爪痕も悲しみも計り知れないほど大きく、そして復興への思いも肌で感じられる場所でした。

津波伝承館は行く予定にありませんでしたが、行って良かった。
むしろ行くべき。ここで津波のことをもっと知ってから、一本松や遺構を見に行くべきです。

一本松は思ったよりも大きく、とても印象的でした。
震災遺構を見ると今でも辛い人もいると思いますが、津波を実際に体験していない私のような人間や後世の人のための教訓としてあるべきなんだろうと思いました。

今回の岩手旅行で、震災関連の観光は考えてなく、ただ「奇跡の一本松が有名だから行ってみよ!」的な感覚だったのですが、ものすごく心が揺さぶられる場所でした。
被害にあった方のご冥福を祈ります。祈らずにいられません。

追記【全国植樹いわて2023】

2023年6月、テレビで放映されていた「全国植樹祭いわて2023」。
天皇皇后両陛下も出席された植樹祭。
おやおや?見たことのある景色・・

あっ、ここって復興記念公園じゃないの!?
写真左側のステージ!

これじゃない!?
なに作ってるのかな~と思いましたが、このステージだったのですね。

施設情報

津波伝承館いわてTSUNAMIメモリアル

住所 〒029-2204
岩手県陸前高田市気仙町字土手影180番地(高田松原津波復興祈念公園内)
電話番号 電話0192-47-4455 FAX0192-47-44660
休館日 年末年始(12/29から1/3まで)、臨時休館日
開館時間 9:00〜17:00 (最終入館16:30)
料金等 無料
駐車場 有り

道の駅高田松原

住所 〒029-2204 岩手県陸前高田市気仙町字土手影180番地(高田松原津波復興祈念公園内)
電話番号 0192-22-8411
定休日 無し
営業時間 9:00〜18:00
駐車場 有り

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